高価買取の理由②

買取価格は需要と供給のバランスによって変化するので、供給量がそもそも少ないエルメスの商品は高価となり、中古品相場も高値で推移しています。ただし、需要と供給における数量のアンバランスさだけが価格の決め手になっているわけではありません。エルメスのデザインそのものも、高価買取の理由の一つとなっています。

一般的に、発売された年度が新しければ新しいほど買取価格は高い傾向にあります。エルメスの場合、革製品には図形とアルファベットを組み合わせて表される製造年が刻印されていたり、バッグの縫製の方法に違いがあったりするので、製造年、または製造された年代を判別することが可能です。

常に流行が入れ替わるファッション業界においては、特に発売年度が新しい方が好まれるという傾向が顕著で、時代遅れと思われる商品に対しては需要は少ないので、たとえ保存状態が良くても買取価格にあまり期待をかけることができません。

しかし、エルメスのデザインは、流行を追いかけすぎないことがそもそもエルメスが持っている理念の一つなので、年代による多少の違いはあっても、大きく変わることはあまりありません。よって、エルメスの商品には、いわゆる時代遅れと思われるものが少なく、需要が少なくなるということがあまりないので、高価で買取されることが多いと考えられます。また、エルメスの場合、そもそもどの年度であっても品数は多くないので、商品自体に希少価値があるからとも考えられます。

また、流行は繰り返されます。たとえ数十年前に購入し、現在は使用していないエルメス商品であっても、流行が繰り返されることによって、タイミング良く現在の流行と合った場合、高額買取も可能となるのです。